皆様へ
終わりが初まり
3・11がやってきます。
全国いたるところで様々な催しが行われ、メディアも特集を組んでいるようです。
去年も思いましたが、企画する方々の思いは震災を忘れない、亡くなった方を慰めたい、
自分で出来ることを形にしたい、自分たちの思いを被災地や、被災された方々へ届けたい。
復興を目指す討論会や、被災された方々の現状を紹介し、困っていることを具体的な解決
策を問う形など様々ですが、被災された方々を思う心は一緒で、まず自分で出来ることを
しようと多くイベントや催し物が解されていますが、その時だけで終わるものも多く、な
かなか継続的な支援につながらないし、主催者がイベントをしたことで満足し、目的が見
えない場合も多々見られるようです。メディアもイベント紹介にとどまらず、震災の本質
を捉え、報道して欲しいと思います。何故なら、3・11の震災が終わって新たな災害が
始まっているからです。
陸前高田市第一中学校の避難所からのお付き合いのある松田忍さんが、震災から9ヵ月
後に脳梗塞で倒れ亡くなりました。仮設住宅に移ることになったが「布団が薄くて寒いの
で厚めの布団が欲しい。」と23年11月3日に届けましたが、その1ヵ月後に亡くなりま
した。
また大内正典さんも同じ仮設住宅でした。秋田に農業体験や大曲の花火にご夫妻で参加
され「お父さんが大好きな手踊りを皆さんの前で震災後はじめて踊りました。」と涙ながら
奥様が嬉しそうに話してくれました。「早く以前の生活に戻りたい」と願っていましたが、
今年の3月5日に亡くなりました。被災された多くの方々の思いは元の生活に速く戻りた
いと切なる願いです。そのためには気の遠くなるような時間がかかると思います。
早く、皆さんが元に戻る為のお手伝いを、できることから継続して始めてみたいと思いま
す。また皆さんにも今より少し関心を持ってもらい、少しの勇気を形にするようなことが
出来たらいいなと考えています。
明日は中一でPM6:00ごろから
中村理事の思いの「ともし火プロジェクトが行われます。
お天気がよくないようですが、多くの方々の参加をお願いいたします。
パドラーズ会員はパドラーズのブルゾンを着用して参加してください。
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