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皆様

パドラーズ災害担当理事中村からのメッセージです。

「海(かい)君が毎日見ていた海を、小学校のある高台から
私は今見ています。
二階建ての校舎、体育館そしてグランド、プール。
春うららかなこの季節、眼下に気仙沼湾が何事も無かった様に
輝いています。
学校で飼育している、うこっけいの飼料を伊藤理事からいただき
お届けしました。
あの時から、数日間卵を産まなかったそうです。
校舎には立入禁止の張り紙があり、子供たちの姿も見えず
体育館の方から、かすかに声が聞こえてきました。

国道45号鹿折(ししおり)から湾にそった道を進むと
川の中に数多くの自動車。
造船所跡(と言える惨状)の岸に、三隻の真っ黒な
鉄の塊になった漁船。
湾沿いの集落には自衛隊が重機、ダンプを用いた作業や、
住民と思われる方が、思い出の品を探してような姿を見かけます。

電柱の工事車の脇を過ぎると前車が左折し、
急な坂を登りました。
車のギアはセカンドで、車いっぱいの道路です。
バックミラーに湾が映ると、そこに学校がありました。
気仙沼市立・浦島小学校。

うらしま・うらしま・・・・・
気仙沼湾沿いで見た風景は、異次元のものだったのか。

地元の方々がプールのフェンスに大漁旗と神社の幟を
洗い終えて掛けています。
いつの日にか、笑顔と、笑い声に囲まれて
風にはためく事を思って。

「小野寺 海くん」は私たちが活動拠点に利用している南郷薬局の従業員の
子供さんです。
小学六年生、野球少年です。
自己紹介は元気にはきはきと話してくれました。
あの時から十日間ほど、避難場所を捜し家族と再会しました。
自宅はありません。
津波と火災に被災しました。
市内でアパート生活をしています。

うらしま小学校、海くんと出会え
三月の情報収集で見聞きしたこと以来の出来事を
ようやく表現することができました。

私に出来ることは、目の前の本当に小さなことを
純粋にお手伝いすることと考えています。」

以上です。

心のこもったメッセージです。
中村理事の思いが詰まった内容で
今まで多くを語らなかった理由が
分かる様な気がします。

また、パドラーズピンポイント支援金として、
後藤理事及び奥様から5万、後藤理事のお知り合いの本山様、、勝又様
それぞれ1万の合計7万、あーくの支援金箱(4月19日まで)スタッフ含め36,000円
株式会社青光工業の加賀屋さんから3万、鎌田信子会員からお車代として3万を
いただき、合わせて166,000円になり、今日までの合計は706,000円になりました。
本当に有難うございます。

救援物資として秋田県警察犬訓練所様からドックフードなどたくさんの犬用品、
また伊藤理事からは鶏のえさ3袋、松屋洋服様からもブランドもののアンサンブルの洋服など
段ボール箱で10個、また松井さんからは果物に子供用のお絵かきセットなど、舩山事務局から
はあきたこまち30キロもいただき、まことに有難うございました。

今週末も16名で行ってきます。

パドラーズ
舩山

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FAX018-863-1166

 

 

 

 

 

 

 

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