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ひとつの考え方についての報告ー20

皆様

気仙沼ボランティア1回目の報告

3月13日から26日までの被災地の状況を救援物資を届けながら7回ほど行った結果

気仙沼の武田雄高さんと同じく民間ボランティアの渡辺さんに絞りピンポイントの支援を決め
第一回目の現地でのボランティアを3月30、31、,4月1日と2泊3日16名で行ってきました。

今回の背景
気仙沼の武田さんはパドラーズの会員の親戚に当たる方で、気仙沼で南郷調剤薬局を開いている方です。
今回の津波で自分の住まいや薬局も一階が水で水没し、流れ着いた瓦礫や家財道具が家の中にヒドロ
とともに積もり重なった状態にもかかわらず、自ら孤立した大島に医療チームを組み、ボートを買って気仙沼と大島を救援物資や医薬品など運び医師とともに救援活動をしている方です。NHKTVや魁新聞にも取り上げられ、又今日のABSTV夕方のニュースでも紹介されていた方です。自分の家にかまっていられないのでパドラーズに要請が来たということです。

もう一箇所のししおり地区民間ボランティアの渡辺道徳さんは地区のローソンのコンビニの駐車場に小学校から借りたテントを張、寝泊りしながら避難所に行けない地域住民の方々を個人で支援している方です。
前回後藤副理事が情報収集したときに知り合い、つながった方です。
このつながりで後藤さん自ら20リットルの水容器200個を提供した仲です。物資は何でも欲しいそうです。

総勢16名を4班に分け、1班は給水班(10トンの給水車を持っていった)、2班情報収集班、3班家屋のゴミやヒドロアゲ隊、4班は炊事班にわけ行いました。

30日AM8:00秋田を出発、気仙沼にお昼に着き早速武田邸のゴミ出しとヘドロ上げにかかりました。
本当に何から手を着けていいかわからない状態でした。



ここでパドラーズの本領発揮です。
究極のクリーンアップでした。今までパドラーズの8年間のクリーンアップはこの日のための予行演習のようでした。
瓦礫を、使えない家財道具を中庭に出し、ヘドロ上げにかかります。砂袋がいくらあっても足りないほどです。
重いし、くさいし腰も痛くなる状況を今回国際教養大、と秋田大学の合計9名の方が泥だらけになりながら頑張ってくれました。

給水車はししおり地区の渡辺さんのところで給水を行い多くの方々が水を求めてきてくださいました。
2日目は南郷地区でも行いました。この地区は一回も給水車が来ない地区で、本当に喜ばれました。
水道局の話だと充分いきわたってるとのことでしたが?

情報収集班の後藤、羽生さんたちは気仙沼の周りや陸前高田、仙台などにも足を伸ばし、新たな地区や
情報を集めてきて次に生かされると思います。歌のバンドや理美容の要請もあり、4月9日に行うことになりました。

31日の朝に被害が一番ひどい気仙沼港を全員で見に行きました。
誰一人声が出ませんでした。・・・・・です。
早く帰ってゴミ出しをしたいと思いました。
魁新聞に載っていた高橋眼科病院のヒドロ上げをしました。
一日で100坪近い病院のご見出しとヒドロ上げを終えてしまいました。
すごいパワーです。

4月1日は武田邸の残りのゴミだし、ヘドロ上げを行いました。
武田邸は普通の家の三軒分に匹敵しました。
いくらやってもきりがない状態をめどが立つまで行え、後は洗浄作業を行うと
少しまともになるようです。9日は洗浄をきちんと目的としてみたいです。

荻荘君は帰ってきて3日が限度だと言ってたようです。
少し今回は頑張りすぎた嫌いもあります。
やりすぎたかなと少し反省しています。

思うこと

1、被災者が自ら行動起こせる環境作りのお手伝いが必要であると思いました。
  今は何から何までお手伝いしてやることが大事ですが、被災者が自ら行動を
  起こすきっかけ作りがとても重要と思います。
  今回、人はある程度働いて報酬を得ることが一番の喜びであると思いました。
  秋田の地において働けることがいかに幸せかとつくづく思いました。
  避難所からがれきの撤去やヒドロ上げ、仮設住宅のアルバイトなど収入を得る多くの
  機会を与えることなどが被災者の雇用にもつながるのではないでしょうか。
  ボランティアと称して雇用の機会や、働く喜びを奪うようなことにならないよう思います。
  立ち上がるきっかけが生まれ自ら立ち上がり復興していくことを側面から、要請に基づいて
  動きたいです。

2、被災者をまず手足を伸ばし、温泉に入って1週間でも2週間でも秋田に来てゆっくりして
  睡眠をとって、元気をもらってかえって頑張れる機会を設けてあげたいと思います。

  なかなかふるさとを離れる気には今なれないでしょうからこのような取り組みを、被災者を
  バスで秋田の温泉につれてきてこんなことを行政さんも加わって皆でやれればいいいな。
  秋田に永住するなど決める前にこんな取り組みなどあれば素敵だと思う。

あすAM5:00に2回目の気仙沼に16名でバスで向かいます。
これから寝ます。朝早いので・・・・・・・・
2回目の報告もしたいと思います。

3回目は16.17日を予定しています。

パドラーズ
舩山


ひとつの考え方についての報告ー19

(添付はNO-19のときに載せたものです。各地の対策本部・・・・)

皆様

酒井公さんからの情報です。

舩山 様
どうもご苦労様でございます。
情報提供です。
被災した各市町村の首長さん等から発信されている今必要としているもの
等が書かれた掲示板へのリンクが東北地方整備局のトップページにありますので
活動の参考にしてください。
「被災された市町村の臨時掲示板」

http://www.thr.mlit.go.jp/

これを押すと各市町村の掲示板が列挙されてます。
既にご存知でしたら聞き流してください。
ではお体に気をつけてください。

以上

ボランティアの要請についても地域によっては
制限をしているところもあります。また
その地域に必要なものがリアルタイムで変化しています。
先ほどの粕谷さんのレポートにもありますように、皆さんで
きちんと情報つかんで応援をしていきましょう。
各地の対策本部の連絡先等を添付します。
興味のある方は連絡してみて、それから動いてみましょう。

※ すべて自分の身の回りをまかなえる方が条件です。
※ ボランティアの受け入れがうまく行ってる(いくら人手があっても足りない)ところと
  間に合っているといいながら受け入れがうまく行かない(そのためのスタッフがいない)
  ところと、まるっきり機能してないところがありますので、きちんと情報を得て参加してください。

  添付の資料が見れない方はお知らせしますので、ご連絡ください。

パドラーズ
舩山

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NPO秋田パドラーズ事務局

秋田市大町1丁目2−7
TEL 018-863-1166
FAX018-863-1166

 

 

 

 

 

 

 

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