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皆様

 

7月2、3日の気仙沼からの報告

 

今回は高橋宏光防災部長から報告させていただきます。

 

活動報告

 

7月1日夕方、いつもの通りに高尾レンタカー様よりバスを借り、サンパティオにて秋田県からの支援物資(夏物衣料、他) 段ボール32個と、山内様より武田雄高さんに届けて欲しいと依頼 を受けた七夕用笹竹4鉢を積み込み、2日AM5:45に参加者11名で秋田を出発しました。

出発の際、参加した杉舘様(奥様)の旦那様(経営情報管理研究所の杉舘俊彦様)より菓子折り1斤の差し入れを頂きました。

 

三内パーキングでミーティングを実施し、今回の活動計画の概略と注意事項を周知し、作業班の班長に粕谷氏にお願いし、各員にも協力を求め、中尊寺パーキングを経由して気仙沼市南郷地区に0930時頃、到着しました。

到着後、作業内容の打合せをおこない、その後南郷2区の側溝から瓦礫やヘドロの撤去作業を行い、また連合等の他の団体と指示された箇所の作業に終日対応致しました。作業終了後、武田様より提供のありました「気仙沼ホルモン」にて夕食を済ませ就寝しました。

 

 

7月3日0600時より震災に係る勉強会を参加者全員で実施し、気仙沼港湾地区の産業地帯と南部の住宅地帯を回り、鹿折の渡辺様より鹿折地区を同行案内して頂き、震災当時の状況を説明して頂きました。

 

0830時、作業指定場所に向かい作業を開始しました。

 

東洋大学学生ボランティア団体、他の団体と共に前日同様に側溝の瓦礫やヘドロの撤

去作業です。0930時過ぎに秋田学生復興支援ネットワーク14名(他に船木さんと石山さん)が到着し、本隊と合流して作業を開始しました。

昼食は、各自で準備したものに加えて南郷ベース婦人部の炊き出しの「おにぎり」「カレーライス」等を頂きました。

 

また賄い担当の石田さんの協力で「唐揚げ」(婦人部の依頼)も準備して関係者に提供し、我々も頂きました。1430時頃より各班に伝令して区切りを見て作業終了を伝え、1530時頃までに全ての作業を完了し、第3回ドロ上げ大作戦を終了しました。

 

作業終了時に鹿折の渡辺様より「かき氷」の提供(頂き)を受け、疲れと暑さを吹き飛

ばす思いに浸る事ができました。

 

1630時に気仙沼市南郷地区を出発し、帰途に今回は事故も怪我もなく終了できたことを報告致します。

 

考 察

まだ、頭の中が混とんとしているのですが、秋田パドラーズのボランティア支援のあ

りかたに変化が必要な時期が来ていると感じています。

前回は私用で参加できませんでしたが、前々回の第1回南郷地区ドロ上げ大作戦時に

少し気づいていた事です。

ボランティアは無償であり、自己完結型で、労力や物資を社会事業や生活環境に提供

して奉仕する活動です。

奉仕ですが、「してあげる」考え方ではなく「させてもらっている」受身の考え方が

重要と思っています。

1回目の時、南郷ベースの方々に活動の場所を提供や段取りして頂き、更には他の団体から炊き出しまでして頂き、「受身」ではない「受けている」という「頂き」が多くなってきていました。しかし、5月に「しょしがり秋田」で石巻に行った際に、夕方からボランティアセンターにてボランティアに給水活動した時はボランティアの支援も「ありかなぁ」とも感じていました。

が、今回は、南郷ベース諸氏を中心に被災した地域の方々からの多くの「頂き」に感

謝しながら疑問を感じる自分を意識した為と考えています。

しかし、南郷地区とパドラーズの関係は3月末のスタートから築かれた「信頼」と

「信用」の関係の結果であり遠慮したり拒否したりするものではないとも考えています。

でも、病人が出たり、怪我人がでたり、意見や感情の衝突がおきる事は物理的な原因

も当然あると思いますがやはり我々の気持ちのどこかに「すき」や「油断」が出ている証拠とも思います。

先般、理事長に「受ける仕事の質を考える必要があるのでは?」と申し上げました。

我々は復興支援が原則であり、生活向上支援が受ける仕事かと・・・。

しかし、受けなくてはいけない仕事も有る事は認識していますし、それらに伴った

我々の技量も必要な事は・・・。

今回、中村理事に代わり、ある程度の責任意識で向かった為に考える機会が頂けたと

感謝しています。

「驕る」事無く今後も活動に前向きに考えながら立ち向かって行きたいと思います。

P-S

人は成長し変わって行きます。

復興も徐々に回復し、変わって行きます。

その変化に敏感になって、変化について行きたいと思っています。

今回、写真を撮れずに残念でしたが、クリーンアップした大川河川敷をバスで通過し

た際に我々が実施した部分が緑の草原になっていました。

重機で瓦礫を排除した部分は茶色で、その差に熱くなる思いが感じられました。

きっと近くで見ると雑草かも知れませんが・・・一面緑色でした。

今、茶色の部分も間もなく緑色に変わると思いますが・・・。変わっていました。

河川敷のクリーンアップをして、鉄橋に大漁旗がなびいて、重機が入って、今回は河

川に浚渫船が水の中の瓦礫を撤去しています。   そして緑の草原!!



復興が完了して、生活が元に戻っても南郷地区の方々とのパドラーズとの交流は続け

て行きたい・・・。クリーンアップして草原化した河川敷にテントを張ってキャンプして・・・。

色々な変化に色々な思いが込み上がって・・・

文章能力の無い雑文で申し訳御座いません。

少しでも思いが通じればと思っています。

 

高橋宏光

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