皆様
南郷の武田雄高さんからのメールです。
「秋田パドラーズ 舩山さま
お世話になっております。
秋田の水害の方はいかがですか?
そちらに応援が必要であれば、遠慮なく出動要請をなさって下さいませ。
これまで皆さんと取り組んできた『南郷泥アゲ大作戦』の成果が知りたくて、
雨が多めに降ってくれる日を密かに楽しみにしておりました。
そして先日からその成果を確認するに十分な雨が降り、早速現場調査に行って参りました。
被災直後には僅かな雨量でも冠水してしまっていた箇所も泥アゲ作業の甲斐があり冠水せず、また他の作業済エリアでも冠水した所はありませんでした。
当たり前のように雨水が側溝を流れ、当たり前に渋抜(しぶぬき)川に勢い良く排水される光景に、しばらく見とれておりました。
側溝清掃をせず、現在排水されている量の雨水が南郷地区に溢れていたらと思うとゾッとします。
側溝にこれほど時間や労力をさいたことなど無かったし、これほど人に協力してもらったこともなかったなと思いながら、この作戦の達成感を味わいました。
しかしながら、まだ作業をしていない南郷2区では冠水が見受けられ、
これからの作業の必要性を感じてきました。
側溝と渋抜川の様子を添付しておきます。
まさか側溝を被写体にするなどと被災前は思ってもみませんでしたが、
すっかり側溝マニアに片足を突っ込んでしまった感がある今日この頃です。
?追伸?
秋田学生チームの組長さん、自衛隊の試験は大丈夫だったでしょうか?
こちらのスタッフ全員が心配しております。
NANGO-BASE 武田雄高より」でした。
心配の組長こと安保さんは8月に発表があるそうです。決まりましたら
お知らせします。2,3日は大学の文化祭があるため参加できないそうですが
次回は必ず参加したいとのことでした。
ひとつの考え方ー29やパドラーズトピックス7で紹介しました大川端近くの
菅原さんからお手紙を頂きましたのでご紹介いたします。
武田さんのメールにもありましたように、26日はカヌーによる観察会と
クリーンアップの予定でしたが、大雨で雄物川が増水し、急遽中止をして
7月3日に延期しましたら、由利本荘市の鮎川地区がやはり大雨で
堤防が決壊して家屋が床上浸水し100年の間で一番の被害がでて、
木内さんから要請がパドラーズにあり、総勢11名で駆けつけて家屋の後片付けと洗浄を行なってきました。家の中や倉庫の中もきれいになり喜んでもらいました。
地域には親戚や知人が応援にきて、地域住民が一緒に後片付けをしていました。
町内会長さんが車から「ご苦労さん、ありがとう」と声をかけて立ち去った姿が
さわやかで、困ったときはお互い様の精神が、気仙沼の何合にも通じるものがあるような気がしました。
支援物資として、疲れた体を一杯飲みながら癒してくださいと、石田会員を通して小西ボデーさんから日本酒2本頂きました。
今週末は、気仙沼班と雄物川カヌーによるクリーンアップ班に分かれて
活動を行います。陸前高田の第一中学校にも4日に行ってきます。
パドラーズ
舩山 |