皆様
気仙沼5回目(7日から9日)の報告をいたします。
7日は南郷地区の佐々木さん宅のゴミだしとヘドロ上げに津波で車ごと曲がってしまった
車庫の中に一杯詰まったゴミだしを午前中に行いました。
家の中は家族である程度片付けていましたが、大きな家具の片づけとヘドロは最後の
ようで、私たち15名であっという間に片付けさすが人数と思いました。
午後は、アート写真館の高圧洗浄機によるクリーニング班と前々から気にしていました
大川のクリーンアップ班に分かれての作業に入りました。
中村理事の思いをかき立てた流れ着いた木の墓標です。
大川は市が業者に委託して重機でがれき撤去を行う予定らしいですが、少しでも早く、
少しの面積でもと思い行いました。思った以上のがれきごみです。堤防の脇に川べりから
集めました。がれきの中からは思いでの写真や年賀状に5円玉の数珠、印鑑、財布なども
見つかり、武田雄高さんを通じて、気仙沼警察署に届けてもらいました。重機でいっぺんに
撤去されたら見つからなかったかも知れません。
8日は、今日一日のみの方も合流して大川のクリーンアップの続きです。今回、川のクリーンアップ
と聞いては黙ってはいられないと、一関市のNPO法人北上川サポートセンターの皆さんも10名で
駆けつけてくれました。ままたしょしがり秋田のボランティアの代表須田さんも5名で、またパドラーズ
のメンバーも4名加わり、地域住民の方2名も参加し、前日からのメンバー合わせて36名になり、
まだまだ残っているごみも半端ではありませんでしたが、あっという間に大川の川べりがきれいになりました。
ご苦労と近くの方から水のペットボトルなどの差し入れもあり喜ばれました。この場所は畑で、クリーン
アップ中にこの持ち主の方が何度も見に来ていて、きれいになっていく様子をうれしそうにみていました。
9日は陸前高田の第一中学校でのラーメンの炊き出しと出張美容院の奉仕活動を行いました。
ラーメンの炊き出しはこの避難所では初めてなので大変期待されていたようでした。
パドラーズのイベントでいつも協力してもらっているそばSAYの杉山さんと、ダッチオーブン協会の
会長で、またパドラーズの会員でもある黒川さんと、川反てんぷら醍醐さんのご協力とスポーツディポの
大石ご夫妻など10名で行いました。30分で350食を提供しました。役割分担でラーメンを鍋に入
れる人、ゆでてどんぶりに入れる人、スープを入れる人、チャシューやかまぼこ、ねぎを入れる人、
出来たどんぶりをトレーに入れて運ぶ人に分けての流れ作業で行いました。
あっという間の30分間でした。後で「震災後初めてのラーメンでもあり、おいしかったよ」と言われ
全員「やったー」とうれしいガッツポーズでした。
美容奉仕はこれで3回目でした。楽しみにしてくださる顔なじみさんも出来、スタッフ一同やりがいもあります。
最初はカットとスチームタオルでのマッサージ、2回目はシャンプーも出来る装備をしての奉仕でした。
今回は出張美容院と位置づけて、カット、シャンプー、マッサージ、ブローをきちんと行おうと考え、
また化粧品のセット6人分を持って使い方などを説明して差し上げてところ大変喜ばれました。
5月23日の4回目予定の美容奉仕は、瞬間湯沸かし器を小野プロパンさんのご協力で用意し、
音楽を流しながらメイクなどもやってみたいと思います。
私たちが行くたびに変化や進化していくのは、ピンポイントでの継続を大切にし、
地域住民や避難所の方たちとのふれあいを通じ教えられることから始まっているようです。
パドラーズ
舩山
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