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皆様

3回目の気仙沼の報告をいたします。

4月16,17,18日の3日間の予定で行ってきました。

1、気仙沼南郷の武田歯科医院の自宅のゴミとヘドロ上げ。
  2回目の時に残してしまった作業を行いました。
  4回目には高圧洗浄器による作業が出来るくらいまでゴミ出しとヘドロ上げできました。
  (添付南郷隊)

2、ししおりボランティアの渡辺さんんと南郷地区ボランティアの伊東理容店
  への救援物資とおにぎりの炊き出し。
  前回この二つの地区は、避難所からの食事などの支援が受けれないので、朝カップめんだけで
  一日終わってしまった年配のご夫婦がいたので、あったかいあきたこまちのおにぎりを、それぞれ
  60個ずつ現地で作ったものを届けました。

3、ししおりの民間ボランティアの渡辺さんところの駐車場でのあをぞら理美容カット。
  前回高田でのお話をしたら、この地区の人はぼさぼさの方が多いので
  やりたい方が多いと思うということなので、パチンコ屋さんの横をお借りして、ブルーシートを
  周り囲っただけの場所で行いました。17日は風が強く舞う一日で大変でしたが、それでも11人を
  私一人で行いました。


  一人の高校生が一所懸命ボランティアをしているのできっかけを聞いたら答えませんでした。
  後でお母さんがカットに来たので聞いたら、目の前を車ごと流されながら、助けを呼ぶ声にも
  何も出来ない自分があった。その後に何台も同じように流されていく人たちが遺体で発見されるたびに
  心が痛んで、自分が何かしてないと不安で仕方ないというお話をしてくれました。畠山さん高校2年生がそれでも元気にお手伝いをしている姿に心を打たされました。

4、陸前高田の第一中学校と希望が丘、あすなろホームの3箇所での
  理美容カット奉仕を行いました。
  今回、あーくスタッフ私を含めて7名と、私の知り合いの美容師7名
  あわせて14名でこの3箇所で行いました。
  前回高久副理事長と陸前高田で行ったときは、シャンプーをしてない方が
  ほとんどだったので、介護用のシャンプーセット2台を用意して臨みました。
  やはり大変喜ばれました。カットの奉仕はありますが、シャンプーまで
  してもらえるとは思わなかったようで、私たちもうれしかったです。
 

5、中村震災担当理事のレポートにもありますように、鶏のえさを「うらしま小学校」
  に届けました。鶏のえさの物資を持ってきたのはパドラーズが初めてとの事でした。
  おいしい生卵が早く食べれるよう祈っています。

 思うこと
 
※ 避難所の簡易トイレの前で用足したあとのお尻処理がうまく出来ないおばあさんが扉を
   閉めないで、排泄物をお尻に付けながら、悪戦苦闘をしていところにちょうど出くわしました。
  声をかけていいものか一瞬戸惑いました。多くの女性の方含めてその光景を目にしながらも
  私を含めて誰も手を貸そうともしませんでした。私はおじいさんであれば出来ただろうかと後で
  考えました。高校生の畠山さんとは比べようも無いことですがなんとも言いようもない状態でした。

※ 避難所を離れ、自分の家で暮らし始めた方たちが増え始めました。
   一階は水で流されたために食事の支度がうまく出来ない、食器類も主食の米や、味噌、醤油
   調味料も不足しています。瓦礫の仲から食器を集め水で洗いながら使用しています。
   多くは自分の味付けで食べたい。すべてではないですが、炊き出しの味がその人の味付けなので
   合う場合もありますが、合わないという場合もあるようです。ある程度嗜好にも変化が見られるようです。

※ 復興の兆しで国道端には商売が始まっています。
  車販売、ラーメン屋、ガソリンスタンド、美容院、コンビニなど少しずつではありますが営業中の看板が
  目立つようになりました。その横で民間ボランティアの渡辺さんところに物資をもらいに来てる方々が
  重なり、そのギャップに戸惑いがあります。お金を出せば買えるのですから。

気仙沼4回目に行ってきます。

23日はパドラーズ事業のカヌーを岩見川から雄物川の仁井田発着場までのコースで行い、
24日は千秋公園のお堀でAM10から秋田杉で作った8人乗りのカヌー体験会と、支援金の募金活動も行います。
こちらも宜しくお願いいたします。


パドラーズ
舩山

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NPO秋田パドラーズ事務局

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FAX018-863-1166

 

 

 

 

 

 

 

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