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皆様

 

2回目の気仙沼ボランティアの報告

 

4月9日、10日の両日15名の参加で行ってきました。

私と中村理事だけが2回目であとの13名は今回が初めての方でした。

今回はゴミだし班と、陸前高田市の第一中学校の避難所(650名の避難者)の理美容班とギター演奏の班の3班で行いました。

 

今回のゴミだし班は前回やり残した武田眼科さんの高圧洗浄機による洗浄と

武田眼科さんの自宅のご見出しとヒドロ上げと前回そのままの武田薬剤師さんの庭の

ゴミの搬出作業でした。庭の使用前と使用後?の写真添付いたします。


だいぶきれいになったのが前回参加された方はお分かりと思います。

今回はNPO法人パートナーシップの二人の方も参加して、炊事班を担当してくれました。

現地視察にも参加してもらいましたが、気仙沼の一番被害のししおり地区の現状を見てもらいました。センター長は涙、涙でした。

 

陸前高田の第一中学校での活動は、ギター演奏とカットの奉仕です。演奏は秋田の川崎さんにお願いして9日のPM1:00ごろからはじめました。避難所の皆さんが熱心に聴いてくれて少しでも癒されたようでした。

川崎さんも勝手がわからず不安でしたが、あとで聞いたら活動をこれからも機会があればどんどんやっていきたいと語っていました。このような演奏活動は私がしなければいけないことだと確信を得たようです。

 

パドラーズとしてクリーンアップを行ってきた私と高久副理事長は、実は美容師と理容師が本業でした。

これを生かしての今回のカットの奉仕をしてきました。

二人で男女14名の方のカットをしました。PM1時から5時までの予定でしたが、お昼も食べずコーヒー一杯飲んだだけで6:30まで頑張りました。私が最初に担当したおばあさんは、3日前に娘を火葬してきた話から始まり、いきなりの先制パンチです。順番を待つ皆さんの井戸端会議というか一ヶ月もなる中でお互い話をしたことのない方たちのサロンになり、身内、親戚の不幸の話が始まり、身内に避難したが長くいられず戻ってきた話など皆さん当たり前に話している状態がとても悲しく、また現実をおもい知らされました。

たまたま岩手朝日放送TVと地元新聞社の取材が避難所に来ていて取材を受けました。

何故このようなボランティアをするのですか?と聞かれ「自分達が何かお手伝いできることがあればしたい。出来ることをしにきました。」と答えたらカットしている二人の方が涙を流して「ありがたいです」と声にならない姿がその日のうちに放映されたそうです。

カットするほうもカットされる方も涙、涙でした。

散髪の担当の柳下さんが私達が帰る準備が終わって帰ろうとしたら皆さんに挨拶しますので体育館に来てくださいと言われたので行ったら皆さんに感謝され拍手で送られました。私は美容師としてこの仕事を36年してきましたがお礼を言われたことはありますが、拍手されたことはありませんでした。

この高田第一中学校での理美容のボランティアは私達が初めてではありませんが、高久さんも私も普段通りの仕事をしたつもりでしたが、心が伝わったようです。私達も泣きました。 ひとつの考え方―23に続く・・ ・・

 

パドラーズ

舩山

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